トップ > 宅建 試験日・勉強スケジュール > 権利関係の優先順位
宅建の権利関係が苦手な人へ
【14問中7〜9点でいい】
権利関係(民法等)は宅建で最も範囲が広く、真面目に全部やると時間が溶けます。 満点を狙う科目ではありません。毎年出る分野から固める優先順位と、深追いしない勉強法をまとめました。
権利関係は「半分ちょっと」で合格できる
権利関係は50問中14問。内訳は民法10問・借地借家法2問・区分所有法1問・不動産登記法1問です。 民法は出題範囲が膨大なうえ難問も混ざるため、ここで満点を目指すのは費用対効果が最悪です。 合格者の相場は14問中7〜9点。 その分、暗記がそのまま点になる宅建業法(20問)で18点前後を確保するのが合格パターンです。
| 出題内訳 | 問数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 民法 | 10問 | 範囲が膨大・難問が混ざる。頻出分野に絞る |
| 借地借家法 | 2問 | 毎年ほぼ借地1問・借家1問。パターン化しやすく得点源 |
| 区分所有法 | 1問 | 集会・決議の数字が定番。得点源 |
| 不動産登記法 | 1問 | 細かい年もある。基本だけ押さえ深追いしない |
分野のA/B/Cランク【やる順番と捨てる場所】
「全部やらない」と決めることが権利関係攻略の第一歩です。 過去問での出題頻度をもとに、かける時間に差をつけます。
Aランク:毎年級の頻出。過去問を完璧に
借地借家法/区分所有法/意思表示(詐欺・強迫・虚偽表示・錯誤)/代理/物権変動(登記の対抗関係)/時効/相続/抵当権/賃貸借
Bランク:よく出る。過去問の頻出パターンだけ
債務不履行・解除/契約不適合責任/連帯債務・保証/不法行為/共有/請負・委任
Cランク:出ても1問。初学者は捨ててよい
細かい担保物権(質権・留置権・譲渡担保)/債権譲渡・相殺の細部/親族法の細部 ※テキストを一読する程度に留める
判決文(判例)問題は捨てない:長文で難しそうに見えますが、答えのヒントが判決文の中に書いてあることが多く、 国語の読解で取れる「サービス問題」の年もあります。見た目で捨てないでください。
権利関係の頻出数字【まとめて覚える】
権利関係にも「数字を入れ替えるだけ」のひっかけが毎年出ます。 似た数字は表で比較しながらセットで覚えるのが定石です。
| テーマ | 数字 |
|---|---|
| 取得時効 | 占有開始時に善意無過失 10年/それ以外 20年 |
| 債権の消滅時効 | 権利を行使できると知った時から 5年/行使できる時から 10年 |
| 借地権の存続期間 | 当初 30年以上・更新1回目 20年以上・2回目以降 10年以上 |
| 借家(期間の定め) | 1年未満の定めは「期間の定めなし」に。賃貸人からの解約申入れは 6ヶ月前+正当事由 |
| 区分所有法の決議 | 普通決議 過半数・規約の設定/変更 4分の3以上・建替え 5分の4以上 |
| 相続の熟慮期間 | 相続放棄・限定承認は相続を知った時から 3ヶ月以内 |
| 法定相続分(配偶者と) | 子 1/2 : 1/2・直系尊属 2/3 : 1/3・兄弟姉妹 3/4 : 1/4 |
※ 法改正で数字・要件が変わることがあります。最新のテキスト・過去問で必ず確認してください。
沼らないための4つの勉強法
① 図を描いて登場人物を整理する
権利関係の問題はA・B・C・Dと登場人物が多いのが特徴。「AがBに売り、Bが登記前にCに転売」のような関係は、頭の中だけで追わず矢印の図を描くのが最速です。本番でも問題用紙の余白に描きます。
② 条文でなく「事例」で覚える
「詐欺による取消しは善意無過失の第三者に対抗できない」を文で丸暗記せず、「騙されて売った家が転売されたら、事情を知らない買主が勝つ」という具体的な物語で覚えると、初見の問題にも応用が利きます。
③ 読むより思い出す(想起練習)
テキストの読み返しでは定着しません。「借地権の当初の存続期間は?」と自分に問い、見る前に思い出す。タイピングで打って答えると、あいまいな記憶がはっきりします。
④ 間隔をあけて反復する
覚えた翌日→3日後→1週間後、と忘れかけた頃に復習するのが最も効率的(間隔反復)。範囲が広い権利関係こそ、一夜漬けでなく薄く長く回すのが効きます。
無料の暗記アプリ
権利関係の頻出語句を
今日から反復しよう
記憶虎の穴の宅建プリセットなら、タイピング・間隔反復・フラッシュカードで 上の数字モノをそのまま練習できます。登録なしでお試しできます。
完全無料・クレジットカード不要